ペットが誤飲したときの対処。まずやることと連絡の目安

お世話・健康

ペットが誤飲したときは、無理に吐かせず、口の中の物を確認したうえで、すぐ動物病院へ電話するのが基本です。何を・いつ・どれだけ飲んだかを伝えられると、受診が必要か、急ぐべきかの判断がスムーズになります。

誤飲したときの対処は、まず落ち着いて安全確保から

最初にやることは、ペットがそれ以上口にしないよう物を片づけ、状況を確認することです。 慌てて動くと、誤飲した物の量や種類があいまいになりやすいためです。

  1. ペットを別の部屋やケージに移し、残りの物を回収する
  2. 口の中に見える物があれば、無理のない範囲で取り除く(噛まれないよう注意)
  3. 呼吸の様子、よだれ、嘔吐、ぐったり感を観察する
  4. 動物病院に電話する

喉の奥に詰まっているように見えても、指を深く入れるのは避けてください。押し込んでしまう恐れがあります。

誤飲を自宅で吐かせるのは避けたほうがよい理由

塩水やオキシドールなどで自己判断により吐かせるのはおすすめできません。 物によっては、吐く際に食道や喉を傷つけることがあり、ペットの体にも負担がかかるからです。吐かせる処置が適する場合もありますが、物の種類や経過時間によるため、獣医師の指示を受けてから行いましょう。

誤飲の連絡はいつ?すぐ電話したい物の目安

以下のような物は、症状がなくてもすぐ動物病院へ連絡する目安になります。

誤飲した物 連絡の目安 理由
針・串・釣り針 すぐ電話 消化管を傷つける恐れ
ボタン電池・磁石 すぐ電話 組織への影響や腸のトラブルの恐れ
ひも・糸・ヘアゴム すぐ電話(猫は特に) 腸に絡む恐れ
人の薬・タバコ すぐ電話 中毒の恐れ
チョコレート・ブドウ類・ネギ類・キシリトール すぐ電話 中毒の恐れ。量と体重で判断が変わる
洗剤・殺虫剤・不凍液 すぐ電話 中毒の恐れ
小さなおもちゃ・ゴム片・布 当日中に相談 詰まる恐れ
少量の紙・ティッシュ 様子を伝えて相談 多くは軽いが量による

この表は目安であり、個々の判断は獣医師が行います。迷う場合は「念のため」電話して問題ありません。

動物病院へ誤飲の連絡をするとき伝えること

電話では、次の情報を短く伝えると的確な指示がもらえます。

  • ペットの種類・年齢・体重
  • 飲んだ物の名前、大きさ、量(成分表示があれば)
  • 飲んだおおよその時間
  • 現在の症状(嘔吐、よだれ、元気や食欲、呼吸)
  • 吐いたものや誤飲した物の残りがあるか

可能なら、パッケージや残った物を写真に撮るか、受診時に持参してください。夜間や休日は、夜間対応の動物病院を事前に調べておくと安心です。

誤飲後に今すぐ受診したい症状と中止の目安

次の症状があれば、電話を待たずに受診を急ぎましょう。

  • 呼吸が苦しそう、舌や歯ぐきの色が悪い
  • 何度も吐く、吐こうとして吐けない
  • ぐったりして反応が鈍い、ふらつく、けいれん
  • 腹部を痛がる、触られるのを嫌がる
  • 大量のよだれや、口を気にし続ける

自宅での様子見は、獣医師から許可があった場合に限って行いましょう。許可があっても、元気や食欲の低下、嘔吐、便の異常が出たら様子見を中止して再度連絡してください。

誤飲が起こりやすい物と、日常の予防

予防の基本は、口に入る物を届く範囲に置かないことです。

  • 薬や小物は引き出しや蓋つき容器へ
  • ゴミ箱は蓋つき、またはペットが入れない場所に
  • 猫にはひもや輪ゴム、糸付きのおもちゃを出しっぱなしにしない
  • 犬には、噛みちぎれる柔らかいおもちゃを遊ぶ時間以外は片づける
  • 散歩中の拾い食いに備え、落ちている物に注意する

誤飲は、どんなに気をつけていても起こりえます。起きたときに慌てず、電話して指示を受けることを覚えておくと、いざというときに役立ちます。

よくある質問

誤飲後に元気なら、病院に行かなくてもいいですか?
元気でも受診や電話相談が不要とは言い切れません。ひもや針、電池、中毒の恐れがある物は、症状が出る前に危険が進むことがあります。まず動物病院へ電話し、物の種類と量を伝えて指示を受けてください。
誤飲した物はどのくらいで便に出ますか?
物の大きさや形、ペットの体格で大きく異なり、一律の日数は示せません。出たかどうかを自己判断せず、病院から言われた期間は便を確認してください。食欲低下や嘔吐、排便の異常があれば早めに連絡しましょう。
誤飲を防ぐために、家でできる工夫はありますか?
小物や薬、食品、ひも類は届かない場所や蓋つきの容器にしまうのが基本です。ゴミ箱は蓋つきにする、留守番中は部屋を限定する、噛みちぎりにくいおもちゃを選ぶなども役立ちます。

本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、獣医学的な助言ではありません。ペットの体調や病気について気になることがある場合は、必ずかかりつけの動物病院にご相談ください。
記事はAIによる下書きを、編集部のルールに基づいて確認のうえ公開しています。作り方と確認の体制は編集方針をご覧ください。

参考情報

  1. 環境省
  2. 公益社団法人 日本獣医師会